診療科・部門紹介

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椎間板内酵素注入療法(ヘルニコア)

当院では、腰椎椎間板ヘルニアに対して切らない治療もあります。腰椎椎間板ヘルニア内にヘルニコアと呼ばれる薬剤を注入し、ヘルニアを溶解する方法です。当院では1泊2日の入院で対応しております。

1日目の朝に入院していただき、午後から手術室にて局所麻酔後、10分程度で終わります。当日は副作用の確認のために入院していただき、問題がなければ翌日に退院となります。全ての腰椎椎間板ヘルニアに適応があるわけではございませんが、薬物治療の効果がなく、手術に抵抗があるような方にお勧めしていますので一度お気軽にご相談ください。

整形外科 脊椎外科医

【診察日】

  • 納田医師:金曜日午前
  • 米井医師:月曜日午前
  • 山本医師:金曜日午前

腰椎椎間板ヘルニアとはどんな病気?

腰の椎間板から髄核が飛び出し、近くを通る神経を圧迫した結果、痛みやしびれが出る病気です。

背骨は椎骨という骨が積み重なってできていて、椎骨の間でクッションの役割を果たしているのが椎間板です。椎間板の中心にはゼリー状の髄核があり、周囲をコラーゲン線維(線維輪)が囲んでいます。 腰の椎骨(腰椎)の間にある椎間板は特に、日常生活で負担がかかることも多く、何らかのきっかけで線維輪の亀裂を通じて美核が飛び出すことがあります。この飛び出した部分をヘルニアと呼び、このヘルニアが近くを通る神経を圧迫して痛みやしびれなどの症状を引き起こすのが、腰椎椎間板ヘルニアです。

主な症状は、足の痛みやしびれ、腰痛です。

多くの場合、片側の足に症状がみられます。太ももの後ろからふくらはぎ、すねの外側などに痛みが走り、痛みの強さには個人差があります。
また、両側の足に症状がみられることもあり、足や腰の痛み以外にも筋肉の麻痺、足を持ち上げにくい、歩きづらい、足の感覚が鈍くなるといった症状や、重症の場合、尿が出にくいといった排尿障害が起こることもあります。
急に痛みがでることが多いとされていますが、徐々に痛みが強くなるケースもあります。

ヘルニコアはどのような薬?

ヘルニコアは、椎間板内酵素注入療法に使用する薬剤で、 ヘルニアを起こしている椎間板の髄核内に直接注射します。

ヘルニコアでの治療は、1泊2日の入院で治療後しばらく安静にして体調に異変がなければ帰宅できます。

髄核の構成成分を分解するヘルニコア

ヘルニコアの有効成分コンドリアーゼは、簡様の保水成分 (プロテオグリカン)を分解する酵素です。なぜ、保水成分の分解酵素が椎間板ヘルニアに有効なのでしょうか?
通常、着板には保水成分が豊富にあるため、水分を含んでらんだ状態にあります。これは、飛び出して神経を圧迫しているヘルニアの核でも同じです。
この核に適切な量のヘルニコアを注入すると、コンドリアーゼによって顔核内の保水成分が分解され、水分による膨らみが適度にやわらぎます。その結果、神経への圧迫が改善し、痛みやしびれが軽減すると考えられています。

ヘルニコアの治療手順

  1. レントゲン台に横になり体の位置を調整します。
    X線でヘルニアのある椎間板を確認しながら、針を刺す場所を決めます。
  2. 針を刺す位置を消毒します。
  3. ヘルニアのある椎間板内に針を刺し、 ヘルニコアを注射します。
  4. しばらく安静にします。
    薬による副作用がないかなどの確認をします。
  5. (医師の診察を受け) 問題がなければ帰宅できます。
    ※医師の判断で1~2泊の入間となる場合があります。

過去にヘルニコアによる治療を受けた方はヘルニコアの治療を受けることはできません。
また、以下に該当する方はヘルニコアの治療に注意が必要です治療前に必ず医師に相談してください。

  • アレルギー体質の方
  • 「原維不安定性」の疑いがあると医師から言われたことがある方
  • 変形性脊椎症、椎すべり症、柱管狭窄症などヘルニア以外の権疾患のある方
  • 骨粗鬆症、関節リウマチのある方
  • 妊娠中の方、妊娠している可能性のある方、授乳中の方